モンスター社員図鑑
モンスター社員についての記録です。
No.001 ソレオレ詐欺マン
〜 キミのものはオレのもの、ソレがオレさ 〜
生態・特徴
自分がやった仕事じゃないのに「ソレ、オレがやったんですよ」とアピールして評価を得ようとする。
自分がやった仕事に対しては「ソレ、オレじゃないです」と言うことも。
基本的には仕事をしないが、本人は仕事をしているつもり。
人が1日かけてできる仕事を3日かけてする。
アピール上手なので、ある一定の偉いさんにかわいがられている。
自分より評価されるのを恐れ、後輩や部下を偉い人に近づけさせない。
対処法
アピールされて困る相手には、仕事の進捗をメールの『CC』に入れて報告するようにする。
それでもアピールされる場合は、多少空気が凍っても、みんなの前で正直に言う。
でないと、同じことが永遠と繰り返されることになる。
それは、ソレオレさんのためにもならない。
「それってソレオレさん関わってましたっけ?」と言うのもいいが、
ソレオレのことはそっと置いといて、アピール返しをするのも手。
たとえば、「いい仕事だね」と言われたとき。
ソレオレがアピールした後に「ありがとうございます。○○だったので、こことここを頑張ったんですよ。」と仕事の目的と工夫した箇所をアピールする。
ソレオレさんのことを考えるとできないかもしれないが、他にも被害者がでないように戦いたいところである。
忙しくて実現できなければ、異動を希望するか転職するのも手。
1日8時間の長く貴重な時間を無駄にしないよう立ち回りたい。
実践・エピソード
新しい機器を選んで導入したら、ソレオレの手柄にされた話
ある日、研修で来た人に
「このピペットすごく使いやすいですね~」と言ってもらいました。
すると、即座にソレオレさんが
「それ、俺が探して入れたんだよ~。手元のタッチ感とか軽くていいなと思ったんだよ~」
と言い出しました。
なので私は、
「よかったです。
検査を担当してくださっている方が、前のタイプの機器だと握力を使って手が痛くなるとおっしゃっていたので、
いろんなメーカーさんに問い合わせて探したんですよ。」
とお話しました。
ソレオレさんは、そのあとも調子よくしていましたが、
届く人には、わたしのソウルスクリーム(心の叫び)が聞こえてるはずです。
ソレオレはやめよう
手柄を横取りするのは楽でいいですよね。
評価もされるでしょう。
言ってしまえば、要領のいいやり方なのかもしれません。
ただ、後輩からは信頼されないでしょうね。
結局、人がついてこなければ人の上には立てないんです。
ちゃんと出世したいなら、自分で動いて評価をされるようにならないといけませんよね。
何のために出世したいのかよく考えて行動していきたいものです。